キタテハ

【黄立羽】タテハチョウは蝶の仲間では進化したものだと聞いたことがある。その根拠は昆虫の脚６本という常識を外れていて、４本しかないというもので、果たして根拠になるのか心もとない。
　タテハチョウの仲間は体も翅も茶系統の色が多く、キタテハはそういう意味では最もタテハチョウらしい。学名の c-aureum は黄金のＣという意味で、確かに後翅裏面にはＣの字の模様がついている。翅の表面はオレンジ色に黒い斑紋、裏面は茶色に上記のＣ字が見える。
　成虫で越冬し、春早くに見られるものは越冬個体である。写真の求愛中の二匹も越冬からから目覚めたものだろう。
　
（横浜都筑）
　

　タテハチョウ科

　 Polygonia c-aureum

　沖縄を除く全国