オオヨシキリ

　【大葦切り】沼津の耕作放棄された田にはしばしば葦が生い茂っている。そこに毎年、ギョギョシギョギョシと囀る大きな声が聞こえていた。鳴き声からオオヨシキリとは分かっていたがなかなか姿は見えず、撮影できなかった。
　今年になってようやく葦につかまって囀る姿と、さらには自分の縄張りの近くなのだろう、電線に留って囀る姿を撮影できた。囀る姿はあきれるほど大きく口を開け、精一杯声を出している。なるほど、これであの大きな声を出すのか。
　夏に繁殖のため日本に飛来する夏鳥で、冬にはユーラシア大陸南部で越冬する。18 cm 前後とスズメよりやや大きく、背はオリーブ黄褐色、腹は白い。ウグイス類のヨシキリ科に含まれる。
　（沼津）
　

　ヨシキリ科

　 Acrocephalus
　 arundinaceus

　全国