キアシナガバチ

　【黄足長蜂】蜂に興味を持ち、撮影をしていると目立たない花に沢山の種類の蜂がいるのに気がつた。花に来るのだからハナバチの類が多いのだが、それだけではなく他の昆虫の幼虫を狩ることの多いアシナガバチやスズメバチまで来ている。ここで紹介するのはよく見ることのできるアシナガバチの一種である。
　アシナガバチの名前の由来は飛ぶときに後脚を垂らした格好のために、妙に脚が長く見えるためについたのだが、そのお陰で翔んでいるときにアシナガバチのどれかだろうと見当がつく。そうは言っても本種とセグロアシナガバチとの区別は、撮った写真をよく調べないとわからない。前伸腹節（胸部のすぐ後ろ）の背部は見えないが、腹部の模様が異なるので、セグロアシナガバチではないと判断した。
　下の写真の手前の焦点のずれた蜂はセイヨウミツバチである。
　（沼　津）
　

　スズメバチ科

　 Polistes rothneyi

　北海道を除く全国