シロハラ

　【白腹】撮影するまでまったく分からない鳥がいるが、これもそれだった。望遠レンズ越しに見ても分からない。それでも兎に角、撮影して自宅に引き上げてから、図鑑と照らし合わせてようやくシロハラと判明した。
　シロハラはツグミ科の野鳥で、冬鳥として中国大陸から渡ってくる。大きさはスズメよりだいぶ大きく、ハトよりは小さい。ツグミよりは薄い色で、腹が砂色から白色、薄い斑紋がある。

保存林の林床のシロハラ
　

　つぐみもかなり警戒心が強いが、シロハラも警戒心が強くこちらが気づくより先に、気づかれて飛び去ることが多い。どうにか撮れた写真がこれである。写真が向こう向きなのは、すぐに飛び立てるようにと取っている姿勢である。

遊水池の木の枝に止まるシロハラ
　

　ツグミもそうだが嘴と脚が発達し、胸を張って周りを見る姿がピンとしていて小気味よい。雑食性で昆虫やミミズのほか木の実も食べる。冬は小声で「キョッキョッ」と地鳴する。
　（横浜市都筑区）
　

　ツグミ科

　 Turdus pallidus

　日本全国