ヒオドシチョウ
【緋縅蝶】戦国時代の緋縅の鎧に色合いが似ていることから命名されたという。前後翅の表面の地色はオレンジ色でそこに黒色の斑点と黒い縁には青い隈取りがある。確かに豪勢な彩である。タテハチョウ仲間で、初夏に羽化した成虫が秋と冬を越え、春に産卵する。その卵から孵化した幼虫が初夏になって産卵するというサイクルである。 食樹はエノキで、樹液や腐果をえさとし、花にはほとんど集まらない。写真は都筑区にある柿木広場の古い梅の木にとまった蝶である。 (横浜都筑）
チョウ目タテハチョウ科
Nymphalis xanthomelas
全国