ヤマホトトギス

　【山杜鵑草】ヤマホトトギスはホトトギスに比べるとずいぶんと華奢で、花もそれほどあでやかではないが、同じような不思議な形をしている。６枚の花弁（正確には花弁とガク）と雄しべとめしべが融合した花柱から６本の雄しべと先端が三裂する雌しべが出る。花は全体は白いがホトトギスと同様に紫色の斑点が品よく散っている。
　港北ニュータウンの一角の団地に住むようになって間もなく、保存林に花を一輪つけている株を見かけたが、翌年は花をつけず、それを最後に見ることはなかった。
　昨年の秋、寺家ふるさと村で２０年ぶりくらいにこの花を見て、感激したが、この秋には柿ノ木広場のそばの林に見つけた。
　（横浜市都筑区）
　 　
　

　ユリ科ホトトギス属

　 Tricyrtis macropoda

　全国