ゴマダラカミキリ

　【胡麻斑髪切】甲虫の仲間で、子供たちに人気のあるカミキリムシである。漢字で書けば「髪切」虫だ。私が子供のころに良く見かけたのはシロスジカミキリと記憶しているが、捕らえるときーきーと威嚇音を立てていた。写真はゴマダラカミキリで都筑ふれあいの丘駅近くで撮影した。
　カミキリムシの多くは幼虫が木の幹にトンネルを掘り、組織を食べるので樹木の害虫とされる。 ゴマダラカミキリも食樹の範囲が広くミカン類、ヤナギ、クリ、クワ、イチジク、プラタナス、シラカバなどで、ミカンの重要な害虫とされている。そういえば写真はクワに近縁のコウゾの木に取り付いていた。
　カミキリムシの特徴は長い 触角と強力な大顎で、その大顎で髪を簡単に切ることから名づけられたというが、英語では長い触角から longhorn beetle と呼ばれる。
（横浜市都筑区）
　

　カミキリムシ科

　 Anoplophora malasiacan

　全国