コアシナガバチ

　【小脚長蜂】キボシアシナガバチに似る。違いは腹部の帯状の斑紋が鮮やかなことで、うまく写真に入らないと判別できない。
　脚長蜂類では前年に生まれた女王バチが越冬して、翌春、一匹で巣作りを始める。巣は蓮の花托を思わせ、６角柱状の穴が集合したもので、ここに１個づつ卵を産み付ける。やがてそこから生まれた働き蜂も巣作りに参加するようになる。
　蝶や蛾の幼虫を幼虫を育てる餌をとする。吸蜜に花を訪れるが、蜜蜂のようにそれを巣に貯めることはしない。晩秋には働き蜂は死んでしまい、女王蜂だけが越冬する。
　（横浜都筑）
　

　スズメバチ科
　アシナガバチ属

　 Polistes rothneyi

　沖縄を除く全国