クワカミキリ

　【桑髪切】名前のとおり桑の木に取り付いているの見つけて撮影した。茅ヶ崎公園の自然生態園は池と田んぼがあり、その周囲には雑木林が里山として残されていている。そこに行くと季節ごとに野草や野鳥、昆虫に出会える素晴らしいところである。
　撮影したときこのクワカミキリは桑の細い枝にしがみついて、じっと動かずに休んでいた。見ると桑の枝の皮がきれいに剥かれている。カミキリのあの鋭い大顎で削り取られたのだろう。これでは確かに害虫とされてしまうのもむべなるかなという気になる。
　カミキリ虫の仲間は全世界で２万種以上、日本でも800種類ほどいるとされ、その多くは大きくても触角を除いて体長 2-3 cm どまりである。ゴマダラカミキリは 3 cm 以上、このクワカミキリは　4 cm 以上になり、大型の部類である。
（横浜市都筑区茅ヶ崎公園）
　

　カミキリムシ科

　 Anoplophora malasiacan

　全国