ナノハナ

　【菜の花】別名アブラナ。春を告げる早春の花としてメディアで紹介されることが多い、おなじみの花である。もちろん本来は菜種油を採取するため利用されていたから日本全国で栽培されていた。菜種油の需要が減り、栽培も減少したのだろうが旺盛な生命力で、あちらこちらで雑草化しているし、今では観光資源として、或いは花のつく前に野菜として利用されるようになっている。四季の森の一角にも小規模な菜の花畑があった。
　菜の花はキャベツや白菜、大根と同じアブラナ科に属しているから、花びらは４枚で、春早くに花をつける。野菜としては花がつく前に収穫されて利用されるので、花を見る機会は少ないが、見ればいずれも互いに似ているのがわかる。
　（横浜市緑区四季の森）
　

　アブラナ科アブラナ属

　 Brassica rapa

　西アジアから北ヨーロッパ原産