ウスバキトンボ

　【薄羽黄蜻蛉】世界の温帯から熱帯に生息、日本でも全国に見られるが、幼虫が寒さに弱く越冬できない。南の温かい地方で発生した個体群が世代交代を繰り返しながら北上して行く。
　個体数は多く、初秋の頃には各地で大群が見かけられるという。夏から秋まで北上して行くが、気温が下がると死滅して、次世代も残さずに終わってしまう。
　トンボには雄と雌で色合いなどの見かけが大きく異なるものが多いが、このトンボは雌雄での見かけの違いは少なく、シオカラトンボやショウジョウトンボの雌に近い麦わら様の色合いである。撮影された画像だけで同定するの意外と厄介だった。
　写真はN氏によるもので、四季の森公園で撮影された。
　（横浜緑区）
　

　トンボ科ウスバキトンボ属

　 Pantala flavescens

　全国