ヤマユリ(2)

　ヤマユリはいわば夏の野生の花の代表で、都筑区にも多いのだが、「近隣の自然」で紹介したきりである。M 氏が油壷の写真を送ってきたので改めて掲載しようと思う。
　横浜ではヤマユリは梅雨が開けた頃に花をつける。梅雨明けとともに大きな花をつけ、強烈な香りを周りに放つ。野生とは思えないほど豪華である。私自身は大好きなのだが、あまりにも香りが強いので、かえって嫌われることもある。
　三浦半島の油壷では横浜よりだいぶ早く花をつけ、２、３週間は早いようだ。
　花は直径15～20 cm 程もあり、6枚の花弁とそれに散る臙脂色の斑点、同じ色の雄しべの葯となんとも華々しい。
　日本特産で、北海道のものは移入されたものという。
　（三浦半島油壷）
　（Photo by M）
　

　ユリ科ユリ属

　 Lilium auratum

　本州