ハクサンコザクラ

　【白山小桜】サクラソウの仲間はいずれも鮮やかなピンクないし紅紫色の５枚の花弁を持ち、花弁の先端がサクラと同じように窪むので、桜草と名付けられた。
　このハクサンコザクラは白山で最初に見つけられて名付けられたが、白山に限らず、日本海側の白山から飯豊山の高山に分布する。高山植物と言われる野草の代表的なものの一つで、雪渓近くや湿地帯に生育する。写真は白馬岳からの朝日岳に伸びる稜線上で撮影したもので、三十年以上前の写真である。
　ハクサンコザクラの学名を見ると、エゾコザクラ (cuneifolia) の変種とされている。
　（白馬岳）
　

　サクラソウ科サクラソウ属

　 Primula cuneifolia Ledeb.
　 var. hakusanensis Makino

　本州日本海側