ユウゲショウ

　【夕化粧】　花は見事なピンク色のとても美しい花である。５月中に咲き始め、夏の暑い時期にはひと休みするが、涼しくなるとまた、花をつける。ただ、春の花はとても大きいが、秋に見る花はそれよりだいぶ小さい。
　もちろん園芸品の逸出植物である。園芸品というのは改良されて花が多数つくか、立派な花になるがその分、弱くなることが多い。ところがこのユウゲショウは美しく立派な花をつけるのにまるで雑草のような生命力である。
　初めは川崎で見かけたが、見回して見れば団地内にも、近くの道路わきにも季節にはたくさん咲いている。
　花は夕方から開くと書いてあるが、実際には午後になれば開くようだ。
　名称は艶やかな色合いに似合っているが、どこかなまめかしい印象である。
　

　アカバナ科マツヨイグサ属

　 Oenothera rosea

　熱帯アメリカ原産