マムシグサ

　【蝮草】　マムシグサは単子葉植物でサトイモ科テンナンショウ属に含まれる。非常に変わった印象的な花をつけるので一度見ればそれと分かる。地中から１本の葉と花茎を出し、花は水芭蕉と同じようなつくりで、全体を包む包があり、その中に花穂が隠れている。
　サトイモ科の植物は湿ったところに生育するが、テンナンショウ属の植物も湿った林に見られる。このマムシグサは保存林の東の遊歩道に面したところに見られた。ただ、残念ながらこの数年は見たことがない。
　草丈は 30 cm ほどの多年草である。雌雄異株というだけでなく、条件によっては性転換もするという変わった性質を持っている。
　

　サトイモ科
　テンナンショウ属

　 Arisaema serratum

　全国