ピラカンサ

　【ピラカンサ】　ピラカンサはラテン語の属名をそのまま複数の植物の通称として使っている。日本の属名はトキワサンザシで、こちらの名前のほうがよほど優雅だ。
　ピラカンサはいずれもよく似ていて、５-６月に白い 5 弁の花をつけ、これをを見ると確かにバラ科のの植物だと納得がいく。夏には緑色の実をつけ、１０月頃には鮮やかな橙赤色となって小鳥の格好の餌となるが、有毒で小鳥も多量には食べないという。
　ピラカンサと称されるものはいずれも西アジアからインド、中国の原産で、写真はそのうち昭和の初期に渡来したカザンデマリらしい。
　

　バラ科トキワサンザシ属

　 Pyracantha crenulata

　ヒマラヤ原産