ニワゼキショウ

　【庭石菖】　北アメリカ原産のアヤメ科一年生または二年生の草本で、20 cm ほどになる。芝生が生育するような明るく乾燥したところに生育する。春に直径 1.5 cm ほどのピンク、または白色の花をつける。花の基部には紫色のリングがあり、さらにその奥は黄色である。白色の花を少しアップで見ると、色のコントラストがことさら美しい。元は鑑賞用だったものが逸出したという。
　良く似たオオニワゼキショウ（写真右下）がしばしば混生している。名前のとおりニワゼキショウよりやや大きく、花期も僅かに遅いようである。花はニワゼキショウより小さく、色は薄い空色である。
　両方ともメゾンでは敷地内のいたるところ、とくに１０号棟南側の斜面に多く見られる。
　

　アヤメ科ニワゼキショウ属

　 Sysyrinchium atlanticum

　北米原産・全国