コナラ

　【小楢】　コナラはクヌギと並んで雑木林、最近では里山と呼ばれる人里にある林の主役である。幹が杉や檜のように真っ直ぐではないから建築材には不向きだが、ガスや電気が普及する以前には薪炭材として重要な資源であった。一度伐採してもひこばえからの林の再生力が強いことも重要であった。
　最近は薪炭材としての需要はほぼなくなったが、都市に残された緑地としての里山の意義が評価されるようになり、この横浜のニュータウンでも保存緑地が数多く残されている。メゾン桜が丘の保存林もその主役はこのコナラである。
　花は目立たないが新緑は美しく、秋の紅葉も美しい。
　

　ブナ科コナラ属

　 Quercus serrata

　沖縄除く全国