
【金瘡小草】 春の花は黄色が多いというが、この花はそれを裏切っている。道端や庭の隅などの明るいところに早春の日差しを受けてロゼット状の葉に青い花をつける。地面にへばりつくようで、ほとんど地上茎がない。 花をアップにして撮影して気がついた。花には小さな黄色い斑点のようなものが写っている。青紫の花に黄色の斑点はとても美しいが、これがどうやらおしべのようである。 周りに他の草が生い茂る頃には消えてしまい、夏の間はどうしているのだろう。 当てられた漢字は中国名らしいが、この小さな花にはふさわしくないようだ。
シソ科キランソウ属
本州、四国、九州