カタバミ

 【片喰】 春早くから長い期間にわたって小さい黄色の五弁花をつける。葉はハート型で三つ葉状である。地面からわずか 10 cm ほどの高さで雑草の条件を備えている植物だ。実際、道端の乾燥が強く、わずかに土があるというところでも生育している。
 カタバミには茶褐色の葉を持つものがあり、花にも同じく茶褐色のリングを花の中央に持つものがある。変化があって楽しめるが、花のリングは葉の色とは無関係のようである。
 カタバミは全世界に分布しているとされ、日本のものも在来種とされるが、よく似たオッタチカタバミ(写真右下)は北アメリカ原産で、少し遅れて花をつけ、長期間にわたって咲き続ける。名前のように花も葉もカタバミより背が高い。
 

 カタバミ科カタバミ属

  Oxalis corniculata

 全国

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